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さくさくDocker実践入門 第三回 … 主要コマンド

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輪廻転生

コンテナ・イメージのライフサイクルについて、根幹を図示してみました。

削除とかは除いて、シンプルに根幹をまとめました。これだけをちゃんと理解できていれば充分だと思います。君との幸せな日々を忘れるなんてあり得ないよ。

ちなみにライフサイクルって、日本語で表現しようとするとなかなか難しいですよね。何が正解なのでしょうか。たぶん「生活環」なのでしょうけど、それって直感的ではなく、ずれてる気がします。むしろ「人生環」?

いや、「輪廻転生」のほうがしっくり来ます。
 参考: 輪廻転生

イメージの輪廻転生コマンド

※イメージとは環境のベースとなる、いわばマスターキーです。だとすると、イメージの型にはめて粘土で作成された、コピーされた柔いスペアキーがコンテナです。マシュマロみたいな、です。

  • pull … リポジトリからイメージを取得(ダウンロード)
  • push …リポジトリにイメージを格納(アップロード)
  • run … 実行する命令を与えてイメージを起動し、コンテナを作成 ※イメージがなければ自動でpull
  • build … Dockerfile(もらった虎の巻ファイル)からイメージを作成
  • commit … コンテナから新イメージを作成
  • rmi … イメージ(複数可能)の削除

run コマンドによってイメージからコンテナが作られる、のがミソです。僕は味噌ラーメンが大好きです。それではここで、味噌に関するお話を始めましょうか! え、はい、今じゃないですね、わかってます。

コンテナの輪廻転生コマンド

※いずれも複数を同時に扱えます。

  • stop … コンテナの実行を停止
  • start … 停止しているコンテナを開始
  • restart … コンテナを再起動
  • pause … コンテナが稼働させている全プロセスを一時停止
  • unpause … 一時停止しているコンテナの全プロセスを再開
  • kill … コンテナを強制終了
  • rm … コンテナを削除

その他の基本的コマンド

  • rename … コンテナ名の変更
  • ps … コンテナのリスト表示
  • login … DockerHubにログイン
  • images … イメージのリスト表示
  • volume create … 新ボリューム(ストレージ)作成 ※ run コマンドに、作成したボリュームを指定することでマウントされます

他にもたくさんありますが、お試し期間はこれぐらいで充分かとです。

コマンドの書式と定義

おおざっぱに言えば、コマンドの書式は以下です。

$ docker コマンド名 (あればサブコマンド名) オプション 操作の対象名 実行コマンド類

この記事でのコマンド一覧は、日本語で簡素にまとめてみたかったのでとりあえず書いてみました。なのですが、いまさらこんな事言ってはナニですが、、公式リファレンスを見た方が良いです。

※Qiitaとかにまとめている記事がいくつか目に入りましたが、イメージとコンテナを区別せず(区別できてないのかも?)書いていたり、なんだか英訳が不適切・不足だったりするようなので、まずは本家をしっかり見た方が良いです。誰でもブログ記事を書いてしまえますからねえ。誰でも良いわけじゃないのよ!

次回へ

次回は、いくつかコマンドの例をどんどん示していきます。書式を覚えるというよりは、見ながらいろいろ試していくうちに、手に馴染んできます。いずれはシェルのhistoryや、あなた自身のメモと手が、自然に覚えていくかとです。

なんとなく読むことで理解したつもりでも、道具として使おうとすると、頭の働きがついてこないものです。いちいち指で触って実際に試すことで、短時間で身につき、なかなか忘れなくなります。僕はさらさらの髪の感触が好きです。

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