背景
味噌ラーメンについてのお話は、これが最初になりますので、少しだけ無駄話をします。
僕は子供の事から味噌ラーメンが好きです。ラーメン屋さんでは、醤油・味噌・塩など何があっても、味噌です。そりゃたまに浮気もしますが、心は味噌にあります。
そもそもメニューに味噌がなければ、お店に入らないです。なんらかの武器で脅された場合はその限りではありません。「どの味噌ラーメンにするか」を悩むことはあっても、「どの味を選択するか」を悩むことはありません。ええ、重大な悩みが少ない人生です。
ただし、味噌ならばOKではなく、好みがあります。味噌の濃い風味が豊かな汁で、野菜の甘みや旨みが充分に感じられ、太い麺がしっかりとスープに絡む、太麺とスープと具材をかわりばんこに食べるのが心地よい、ざっくり言えば札幌っぽいのが好きですね。嗚呼すすきの。
お店で食べることも多いのですが、自分で作ることも多いです。いえ、額に汗して麺をばんばん打ったりはしません。カップ麺か、生チルドな麺・スープを購入してそこから、です。肉や野菜・タマゴなど具材の加工ぐらいはやりますが。
それでですね、スーパーの食品売り場にある、生タイプの麺＆スープな製品で、これは今までで一番に美味いのでは!! ついに巡り合ってしまいました。君が運命のひとだったんだね。
なかなか感動するほど好みに合い、しかも万人におすすめと思いましたので、ご紹介しちゃいます。ちょっと恥ずかしいけど、こちらが僕の、、え、馴れ初めですか、いやあ(照)。。。
西山ラーメン 極艶(ごくつや) 金味噌
二食入り。税込み400円台後半とやや高めですが、うっかり売り場で見かけたらば、絶対にゲットするべし。なかなか売ってないかも、長年ずっと味噌ものばかり探して食べている僕が、先日に始めて見たくらいですから。みそゲッツ!
「艶とコシのある西山麺。ガラをじっくり炊き出した深いコクと、芳醇な味噌の香り」
そんなでも無いだろう、と思ったあなた。はい、僕もそう思っていました。ガラスープの基である白い液体の袋と、キュウリが合いそうなどっしり味噌な袋と、二つが入っています。これらにより極めて高いレベルのスープになります。麺については定評ある西山さんの、ちぢれ太め麺ですね。
作り方
作り方ですが、袋の裏面に丁寧に書いてあります。まとめると以下です。
- 野菜や挽肉を油で炒めよ
- そこに270mlの湯と、袋ごと温めておいたスープ二種を入れ、良く混ぜて加熱
- 温めてあるドンブリに、2-3分茹でて湯切りをした麺を入れる
- ↑の工程を同時に終わらせ、沸騰スープ・具材をどんぶりに注ぐのだ
ここまで指示されるとは、、、親父にも殴られたことないのに!! とか感じながらも素直に従います。
そうしなければ、最高のパフォーマンスを引き出せないのだが、本当に良いのかい? そこそこ高めの価格だろうこの商品を買ったということは、君は本気で俺たちに挑んできたはずだからね、わかっているよね、友よ。という気合いを感じました。
先に具材とスープから作ります。フライパンに油を少量、肉に火を通してから野菜を入れ、食感が残る程度に炒めます。沸かしておいたお湯を入れ弱火にし、スープ二種を投入してすぐ混ぜます。味噌とにんにくの風味が良く、なかなか食欲をそそります。
コンロが二つあれば、途中から麺を茹でるとちょうど同時に仕上がりますが、なければ、麺を後から茹でます。ただしお湯は、事前に沸かしておきます。麺は茹ですぎないように、2分強で充分です。麺とスープを合体させて完成です。他の具材は、火を使い始める前に準備しておきます。
ややもっちりでコシがある麺と、深みのある強い味噌味、こってり感とコクを含ませるガラだし。油は結構ありますが、しょっぱくはありません。食べるとにんにく風味を感じますが、しょうがと山椒が、隠し味ほどに使われています。このまま、鮭やキャベツなど野菜を入れたら、冬の鍋にも合いそうです。
実食
はい、美味いです。過去最高。優勝。僕レベルがさくっと作っただけで、いちおう味噌もやってます的な意識の高い中華屋さんとかの、ちゃらい味噌ラーメンよりも遙かにもう美味しいのです。これは凄い。
締め
ついに真のチャンピオンに出会ってしまったわけですが、まだまだ世界にはもっと強い奴が、凄い奴らが居るかもしれません。なので僕としてはですね、現状に満足せず、これを超える勇者を探す旅を、まだまだ続けなければなりません。
というわけで、もう旅に出るのでこれにて失礼します。いえ、家に居るのですがそういう気分にさせられました。ええ。
