アイランド食品 銘店伝説シリーズ
少し大きめのスーパーに、何種類か置かれているのを良く見ます。銘店伝説シリーズ です。
このアイランド食品さんは香川の会社で、ラーメン・スープの製造に特化しているようです。
この銘店伝説シリーズは、何が面白いかというと、、普通はこういった実名店の再現ものというのは、店側と協力してレシピをアレンジすることで再現性を高めた開発をするものですが、それを行っていないのです。想像で作ってる!
加工して抜粋します。
「絶対味覚」を持つ開発スタッフは、実際にラーメン店へと足を……(略)……「味の記憶」をもとに……(略)……味覚再現に……(略)……数ヶ月を要することも……
要するに、実際に食べにはもちろん行くのですが、ただ食べて帰る、と(笑)。その後、こんなかな? ってのを作って承諾をいただきに行く、のですね。
チルド食品は、2食での販売価格はおおむね300〜450円の間ですから、一食の原価はせいぜい100円ほどでしょう。であれば、どのみちお店と同じ原料と製法とは適用できないので、仮にレシピを知ったところで再現できないですよね。
ならば、味覚の優れた者が舌だけを頼りに近づけるほうが、再現度は高くなるということなのかもです。ラーメン店の命と思われる、スープのレシピを教えることを嫌がられた場合でも、製品化できるアプローチにもなりますね。
桑名
全国区ではありませんが味噌ラーメンの評判が良く、札幌に2店舗 。そして、東京は 常盤台店 が2017年にオープンしているのですね。なんだとー! これは行かねば!!
「無添加味噌、3カ月寝かせたタレ使用、麺は厳選した上級粉を特別注文」……うーむ、もうこれだけで旨そうです。
パッケージ
札幌ラーメンの王道感なパッケージです。
縮れ中太麺、まろやかな豚骨味噌スープということでお店のドンブリの写真たちとも方向性が合っていて、非常に好感が持てます。剛速球で勝負するぜ! という気迫が感じられます。
なお、2食入りで400円弱ぐらいで売られていました。
調理
黄色い麺はやはりゆで上がりが早く、2分弱で出来てしまいます。
一食目は、軽めに野菜を炒め、焼き豚と煮卵を散らしました。スープはお湯で溶かしておくオーソドックスな手法です。
確かにスープはまろやかで、味噌の風味がしっかりしています。ですが、まろやかすぎる感もあり、強い個性を放つには至っていません、おいしいのですが、正直なところ地味な強さで、記憶に残る特徴があんまり無いのです。
そこで二食目は、ゴマ油を使って挽肉と野菜をしっかり炒め、そこにスープをあらかじめ絡める、アレンジした手法にしました。
こういったスープは、なかなか良かったなぁで終わりがちなのですが、ベースがしっかり美味しい味噌スープは、野菜をしっかり絡めると別物のように美味しくなります。
やはり、という所でした。甘みを持ったキャベツ炒め、それがありきのスープです。なんらかの豚肉も炒めておき、味のベースと油を膨らませておきたい所です。ゴマ油も合います。辛みはお好みで追加ですが、あとから足したら豆板醤が良く合いました。
ここの麺は、すっかりスープに合いますね。味の開発をしているチームには、相当な力量があるのだと思います。結論として、コスパ抜群です。お湯は少しだけ多めにして、スープをたくさん味わう方向にするのが、ご家庭での調理としては良さそうに思いました。
まとめ
具をそこそこ用意できるならば、おすすめです。もやしやキャベツが余っているなら、ぜひ一度食べてみてください。スープに豚肉が良く合いますので、コマでも挽肉でもハムでも、何かしら追加するのがおすすめです。
常盤台はウチからは遠いのですが、いつか行かねばならぬ、と思いました。まあ札幌よりは近いので(笑) がんばってみますね。