アイランド食品 銘店伝説シリーズ #2
前回 と同じ、アイランド食品さんの 銘店伝説シリーズ からです。このシリーズでは全国の様々なラーメンを取り扱い再現していますが、実は味噌ラーメンについては、あまり種類がありません。なかなか個性を出しにくいのかもです。
千寿
札幌の中心から少し離れた所にある、味噌ファーストな人気店のようです。 このへん とか このへん から雰囲気が分かります。
ニンニクとショウガが効いた、いかにも札幌ラーメン。とろみのあるまろやかなスープに肉の脂が溶け込んでおり、有名店すみれに似ているそうです。実際にすみれさんでも修行をしたことがあるそうです。
味噌ではなく「味そ」と表記しているのが面白いですね。すみれほどは油で表面をコーティングせず、優しい仕上がりのようです。写真で見る限りでは、僕もこちらのほうが合う予感です。期待しちゃう。もう好きかも。
なんというか、油でスープの表面にフタしてるから湯気が出ないアレ、は実は個人的にはあんまり好きではなく。熱いわ脂っこいわで、空腹時にがっつくと火傷しちゃうし勢いよく食べれないよ、どうせフーフーして食べるんだし、で。
パッケージ
正統派、って自分で言っちゃうのが可愛い感じです。清純な見た目の黒髪ロング美少女がそれ自分で言ったら笑っちゃうじゃん、て感じですよね。なので、ちょっと癖が強いからこそ、それ言っちゃうと面白くなるのだと想像しちゃいます。
でもここは、「味そ」と見える所に記して欲しかったなと思いますね。味にこだわるのも大切ですが、観光客もしばしば訪れる所なのですから印象深いはずで、そこをビジュアルで見せる事にもこだわって欲しかったかな。
スーパーでは2食400円ほどで売られていました。最近は割と良く見かけます。
調理
たぶん麺は、前回の「桑名」のとほぼ一緒です。黄色いちぢれ中太。2分弱さらっと茹でるものです。
濃いめでとろみ、ニンニク＆ショウガという予想から、もやしとキャベツをしっかり炒めてスープと絡めておきます。指示通り250mlのお湯で溶きましたが、味が濃いめなのでもっと多くても全く問題ないと思います。
スープを小袋から開けた瞬間からすぐわかりますが、香りとしてはニンニクが圧倒的に強いです。むしろショウガを感じません。油は意外に抑え気味に見え、さまざまなエキスの気配を感じます。
実食
こちらも野菜を美味しくするスープですね。まろやかでとろみのあるスープを再現することに専念した感じがあります。濃くてどろどろではなく、ギトギトさせずにトンコツや魚貝の旨みを凝縮する感じの再現かと思います。
まとめ
非常にレベルの高いスープだと思います。濃厚味噌というよりは肉味噌ベース。様々な香辛料を散りばめ、しかしながら油っぽくしすぎない。ちょっと甘みが過ぎる感じもあり、ラー油や一味が欲しくなるやつです。
お店のものは、またベクトルが違うような気がします。これはショウガ風の香りはついていますが、おそらくほとんど入っておらず、お店のはもっとパンチがあるよう出す直前で擦って入れていると予想しています。
おそらく魚貝の出汁もフレンチ的なアプローチで用意され、とろみが出るまで煮たトンコツと合わせているだろうなと。
これ単体ではコスパ・味ともに良いほうだと思います。なのですが、、、とりあえずは、札幌に行くときには、これはもうお店に行って確かめてこなければ、という使命を背負ってしまいました。
美味しいけれどたぶんこれは違う、という不思議な感想で今回は終了です。ご購入の際はぜひキャベツを用意してくださいね。
